発注量を人的な経験や予想に頼るのではなく、時系列解析モデル(ARIMAモデル)による販売予測量を用いて、飛躍的に発注精度を高めるシステムです。
過大在庫による廃棄ロスや値引き販売、品切れによる販売機会損失を、このシステム導入によって発注量の適正化、販売量の推計精度の高度化が実現、大きく収益に貢献することができます。
※ECS研究会流通イノベーション研究分科会(2010年度)における実証実験成果として示されたものです。
(1)販売チャンスロスの低減 | 利益率改善幅 | |||||||||
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①0販売の削減(A社)による利益改善 (販売ロス率2.4%)700億円×0.25×2.4%=4.2億円 |
0.60% | |||||||||
②日配品品切れ率の削減(A社他)による利益改善 (販売ロス率1.8%)700億円×0.25×1.8%×0.5=1.575億円 |
0.23% | |||||||||
(2)過大在庫圧縮、仕入れ削減による利益改善 | ||||||||||
(A社 100日間余 計) | ||||||||||
①[ARIMA粗利 9,851,982円] - [現状粗利 8,369,359円] = 1,482,623円 (当該期間総売上 44,969,533円) |
3.30% | |||||||||
②廃棄・値引きロス 廃棄データがなかったため推計せず 次のような大きな効率性の違いが確認されたので、 大幅なロス削減の見込み |
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(約 1%) | |||||||||
(3)発注人件費の生産性向上 | ||||||||||
ARIMA発注は、完全自動発注が前提 | ||||||||||
発注人件費を他業務に有効に振り当てることが可能 | ||||||||||
(4)改善効果合計 | 約 5% |
※ECS研究会流通イノベーション研究分科会(2010年度)における実証実験成果として示されたものです。